先輩から学ぶことは多い

■「魅力発信」という共通の課題認識

昨日、私の自宅の校下である高岡西部中学校の学校祭(っていうのかなこっちでは。)を視察させていただきました。


来年から中学校へお世話になる姪っ子のところにプログラムが来ていたことがきっかけです。

私は今年、高岡青年会議所で「魅力発信」の委員会に所属し、高岡青年会議所のPRをすべく活動していますが、高岡西部中学校の今年の学校祭のテーマは、まさに「魅力発信」でした。

こうした、共通点からとても興味がわき、訪問させていただきました。


まず、体育館で1-3年生の学年プレゼンテーションがありました。

1年生は課外授業で富山市を訪れた際に、高岡との共通点や違いを比較していました。

2年生は「14歳の挑戦(※1)」から学んだことを発表

3年生は修学旅行で訪れた京都や広島から、高岡との違い、高岡への提言を発表していました。


いずれもとても興味深く聞き入りました。

この取り組みの狙いは、きっと自分たちが住まう高岡という街をよりよく理解し、もっとこの街を好きになったり誇りを持ったりすることにあるのだと思いますが、中学生がそれぞれの感性の中で、今、この街に足りないことや、はたらくということに対して様々に考え、感じるということはとても重要なことだと思います。


■高岡への提言を中学生が考える

全体発表の後、各教室の展示室でそれぞれの研究発表やレポートを拝見しました。

特に3年生がまとめてくれていた「高岡に対する提言」は本当に勉強になる考察ばかりでした。


3年生4クラス(?)の一人一人がテーマを決め、自ら調べ、レポートにまとめていました。さすがに全部は読めませんでしたが、半分くらいは気合でw拝読しました。

大きく分けると2つの提言に分けられていたように思います。

1つは、交通網の充実や、施設の拡張、街の賑わい施設の新設や復興などのインフラ系のもの。

もう1つはいわゆる広報やPRなどの「魅力発信」に関するもの。


私はこの3年ほど、北陸でお世話になって、ずっと情報発信の重要性と、不足を感じ、訴えていましたが、やはり、それは若い子たちにも共通認識としてあるようでした。


高岡には400年以上続いた伝統や文化、産業、祭りなど誇るべきものがたくさんある、だからもっとたくさんの人に知ってほしい。そういう提言が多くありました。


手法としては、「ホームページを使って」や「面白い動画を作ったらいい」「インスタとかもっとやったらいい」など、まさに私たちの得意とする領域のことばかり。

彼らの着眼点や、提言を拝見して、多くを学び、その中で私たちがやらなければいけないことがまだまだ山積みだということもよくわかりました。

と、同時に、本当に求められている役割だということも感じました。

あと100倍くらい頑張らなければいけないな、とも感じました。


特に興味深いレポートの中に「AIやIOTなど伸びる産業が高岡にできることによって、県外からも人が集まるようになるのでは」というものでした。

素晴らしい発想だなと思いました。

また、高岡は伝統産業の町だけれども、その伝統技術を時代に合った形に変えていくべきという映画「デンサン」のなかでも伝えられていたメッセージを引用している生徒さんも多くいました。

これもまさにその通りだと思います。


高岡という街だけでなく、日本は新たな、未知の未来に向けて挑戦が始まっています。特に地方都市では、これまでは東京を追いかけていれば良かったかもしれませんが、東京すら経験したことのない、日本の最先端の課題に直面していくことになります。


誰も経験したことのない課題なので、誰も答えは知りません。

解決できるのは「やってやる!」という気概と勇気、その「困難を楽しむマインド」、そして「必死に考え抜く」という英知が必要になるなと確信しました。


そのために、私たちは10年、20年後の未来を担う、若い世代がもっともっと活躍できる土壌を創らなければなりません。


■「14歳の挑戦」から感じたこと

中学2年生を対象に、県内では「14歳の挑戦」という事業が行われているようです。

名前は聞いていましたが、詳細は初めて知りました。


私の過去の記憶を思い出すと、「将来何になりたいか」を考える機会はせいぜい2回しかなかったように思います。


1回目は「小学校の卒業文集」 

*ちなみに私はスポーツ新聞の新聞記者になりたい、もう一つはスポーツ少年団などの指導者になって強いチームを作りたい、と書いていました。

2回目は大学での就職活動の頃です。

*この頃ははっきり言って何になりたいかなどあまり考えてもいない、ほんとにしょうもない大学生だったと思います。


このように、職業について考えることはあまりなかったように思います。

結果的に、私は父親と同じように公務員になって街づくりをしたい、という道を目指しました。

公務員試験も何回か受けましたが、結果、そうはならず、1周回って、自分の事業を通してやっぱり街の発展に携わりたい、となってしまいましたが(笑


話を元に戻すと、この14歳の挑戦、雇い入れる側も、ただ単に名前が知られているから、とかではなく、多くの事業所が参加したらよいなと思います。

もちろん、ただのバイトの延長線上で1週間雇い入れるというのでは意味がありませんので、受け入れ側にもちゃんとした設計が必要だとは思いますが。


前述の3年生のレポートなどを拝見するに、私たちのような広告やweb・ITに関わるような企業は尚のこと参加すべきだと思いました。


高岡ケーブルテレビさんや、映像制作を手掛ける企業も協賛しており、ぜひ、私も近い将来に絶対に参加したいと思いました。


■この街、高岡の未来は明るい(はず、、)

今回の視察を通じて、たくさんの学びや気付きを得ることができました。

中学生ということは13~15歳。

私は高岡にきてまだ3年なので、大先輩の皆さんの考えに触れることができました。


この街の子どもたちの課題認識と、着眼点は間違っていません。今すぐにでもできることからやるべきです。

でも、もしかしたら、この純粋な発想にブレーキをかけているのは私たち大人かもしれません。


この子たちがこれからさらに学びや気づきを深めてく中で、やりたいことなどにそれぞれ気づくときがあるでしょう。

その時に、「選択肢がこの街に無い」という状況だけは避けたいなと思っています。


今回の課題発見の中で「魅力発信」「PR・アピール力」などをあげてくれている生徒さんはたくさんいました。

その中から、その道を極めたい、と思う生徒さんも出てくるかもしれません。


その時に、高岡にはそういう企業がないから、東京に行こうかな、とならないように私たちは頑張らなければいけないなと思いました。


私の自宅の近くには高岡商業高校もありますので、今度はそちらも行ってみたなと思いましたし、市内のほかの中学校も訪問してみたいなととても興味と関心がわいてきました。


たくさんの学びを得られて、また明日からも楽しく過ごせそうです。^^

ありがとうございました。高岡西部中学校の皆さん、応援しています!!


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