もの分かりの良い上司.先輩にならない。

備忘録です。

今日、社内向けにひとつお願いをしました。

それは若手の育成や教育に関わるものです。

「言葉づかいがおかしい」
「態度や姿勢がおかしい」

そうした違和感のようなものは日常の社内の日々でも感じることはあるはずです。

ですが、それに気づいたタイミングですぐに注意をしたりする人はあまり多くありません。

なぜか?

単純に、
お互いに気分悪くなりたくない。

自分のものさしが正しいのかわからない。

今の若い子と私の感性は違うのかもしれない。

そうした事をおそらくほんの数秒の間に考えているか、もしくは何にも考えてないか、のどっちかです。

後者に関しては、もうどうしようもないので、私もJAYWALKばりに「何も言えなくて、夏」ですが、問題なのは「気づいているのに何も言わない方」です。

単純に「嫌われたくないから」という理由でもの分かりの良い上司や先輩を気取る人がいます。

この手の人はある意味、卑怯です。

気づいているのに、自分に害のありそうな事を見てみぬふりをしているからです。

これは、部下や後輩の成長機会を奪っています。


ただ、その言い分もわかります。

注意する側と、注意される側に信頼関係や愛情が無いとそこまで踏み込めないのです。

もちろん、過去に一度は指摘したけど、嫌な顔されたり、なんで指摘してる側が嫌な思いしないといけないんだよ!という経験がある人もいるでしょう。


このような事はどんな小さな単位のコミュニティでも起こり得ます。

もちろん、タネのようなたった10名程度しかいない組織でも起こり得ます。

仮に、私とAさんには信頼関係がある。
私とBくんにも信頼関係がある。

としても、当然ながらAさんとBくんの間に信頼関係があるとは限りません。

その場合、当然ながらお互いに「その人のために」注意や指摘をしたりすると言う事をしなかったりします。

当然と言えば当然かもしれません。

よく、「チーム間で意思疎通ができてない」とか「うまく行ってない」「お互いに何を考えているのかわからない」と言った課題を目の当たりにすることがありますが、そういう時私は決まってこう言います。

「そもそもだけど、ちゃんと本音が出るまで対話したことあるの?そういう時間を作ろうとしてるの?」

私自身もそこまでコミュニケーションが得意か、と言われればそうでは無い認識ですが、少なくとも私よりも、双方理解をするための施策は打ったのか??
という事を、よく尋ねます。

そうすると大抵において、そこまでのコミュニケーションをしていないことの方が多いです。

量も足りていない、質ももちろん足りていない、そんな中で互いに信頼関係を持ちながら事を進めていくのはなかなかに難しいのではないでしょうか?



仕事の生産性を上げなさい!

という言葉を履き違えてしまうと、本当に大事な事を捨てる判断をしてしまうことがあります。

私たちは機械やロボットを相手に仕事をしているわけではありませんし、ひとりで黙々と取り組めば完結する仕事が多いわけでもありません。

つまり、コミュニケーションをとる事を前提にしないと進まない仕事が多々あります。

当然ですよね、企業と生活者の間に入りコミュニケーションを整える仕事をしているわけですから。


少し、話は逸れてしまったかもしれませんが、もの分かりの良いフリをする事は、結局のところ相手への気遣いではなく「ただ単に自分がかわいいだけ」という事ができるかもしれません。

誰かに指摘したり、誰かの行動を変えるという事は、それ相応の責任が伴いますし、自分に自信も無いと難しいのかもしれません。

ですが、そうした一歩踏み込んだコミュニケーションを取れる人や取ろうとしている人、を私は評価したいと思いますし、そういうおせっかいな人が増えれば、毎日の生活はもっと楽しくなりそうな気がします。



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