ふるさとグローバルプロデューサー
出張の締めくくりは東京にて。
ふるさとグローバルプロデューサーの各地での地域ブランディングへの取り組みとケーススタディについて学んできました。
常日頃から言っていることですが、「良いものを創れば売れる」とか「海外の人は日本のものが好きだからきっと買ってくれる」みたいな希望的な観測は一切無意味だということを感じましたし、これだけ地方産品のブランディングが言われるようになって、これから取り組むような物事はすべて最後発からの参入だ、というくらいの認識の上で緻密にマーケティングを行なった上で参入しないといけないよな、という当たり前のことを再認識させられました。
改めてプロダクトアウトの地域産品やモノコトが増えて来ている気がしますが、本当に顧客の声を反映したものになっているのか?という疑問は尽きず、自分の立てる企画もそうなってないかな、と自戒させられました。
そんな中で、改めて取り組みたい事業のアイデアがより明確になって来ましたし、どうやってそれを形にしていくのか、ヒトモノカネ情報、全てにおいて足りてないなと考えさせられました。
さて、どうするか。まだまだ思考が足りないなと痛感しました。
話は変わりますが、学びの後は東京駅周辺を色々と散策して来ました。
駅に入って、電車に乗るだけでもものすごい数の広告やクリエイティブに触れることができます。
何かを感じる力、情報を浴びる機会、そういうものはやはり東京にいる方が圧倒的に提供されます。
特に広告やマーケティングなど、人のココロを動かす仕事をしている人は、特に用事はなくても「散歩をしに東京に行く」という選択肢は持っていないといけないなと感じました。
話を戻して、、
地域ブランディングに取り組む際は、到底1つの会社や1人で取り組むことは不可能です。
各地域の中での代表選手がそれぞれに集まってプロジェクト化し、その中から課題解決に向けたアイデアのタネを見つけて、育てて行くわけです。
そこには会社だから、という枠で人は集まっていません。
「この町のために何かしたいから」「伝統産業をまもりたいから」というもっと上層概念に志を同じくする人たちが集まっています。
そこには希望だけでなく、危機感も大きな原動力となっています。
ローカルのオールスターが英知を結集し、熱量を持ってことにあたる。
そんな、ある種のお祭りを作り上げて行く工程のように、それぞれが集まってプロジェクトを動かしていきたいな、いかなければいけないな、と強く感じました。
毎日、平和に富山で暮らしていると迫って来ている危機感や時代の流れからまるで乖離されたかのような、平穏感を感じる時もありますが、平時こそ有事に備えることが必要だし、常に取り組まないと、思考の訓練をしないと、いざそうなった時にすぐに動き出せないので、気をつけなければいけません。
さて、かがやきの最終便で富山に帰ります(^^)
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